こんにちは!
健康運動指導士で
NSCA・CSCS
FMS Level1.2 Certified
片平和誠です
寒さが一段と厳しい日ですね
前回は、
糖尿病の薬と
運動する際の注意点について
お話しさせてもらいました
今回は引き続き、
薬と体重の関係と
実際に運動する際に気をつける症状や
対処方法をお話しさせていただきます
と照らし合わせて
読んでいただけたらと思います
①−2スルホニル尿素薬(SU薬)
オイグルコン®︎錠、ダオニール®︎錠、アマリール®︎錠、アマリール®︎OD錠など
速効型インスリン分泌促進薬(グルニド薬)
グルファスト®︎錠、グルファスト®︎OD錠、シュアポスト®︎錠など
②−3チアゾリジン薬
アクトス®︎錠など
は体重増加を起こしやすい
とされています
ですのでよりしっかりとした食事管理と運動計画
が大切になってきます
一方で、
①−1DPP−4阻害薬ジャヌビア®︎錠、グラクティブ®︎錠、ネシーナ®︎錠、ザファテック®︎錠、メリゼブ®︎錠など
②−1α−グルコシターザ阻害薬(α−GI)
グルコバイ®︎錠、ベイスン®︎錠など
②−4ビグアナイド薬
グリコラン®︎錠、メトグルコ®︎錠など
は体重が増加しにくく、
①−1経口GLP−1受容体作動薬
リベルサス®︎錠
②−2SGLT2阻害薬
スーグラ®︎錠、アプルウェイ®︎錠など
は体重低下が期待されます
ですので、
服薬している薬の種類によって
栄養指導の仕方も
変えていく必要がありますね
次に実際に運動する際に
注意する症状についてです
一番気をつけたいのは
運動中の低血糖ですね
運動中の低血糖は、
食事前や就寝時、早朝空腹時、
食事が遅れた時などに
特に起きやすく注意が必要です
またいつもよりたくさん運動をした日の夜間や
翌朝にも起きやすいので注意しましょう
特に
夜間低血糖には
注意が必要です
症状としては、
60〜70ml/dl未満で
ふらつきや脱力感、手足の震え、
冷や汗などの交感神経症状が、
50ml/dlでは
嗜眠(しみん)や集中力低下などの
中枢神経症状が出始めます
一緒に運動する方がいるときは、
会話のやり取りで受け答えが悪くなったり、
表情の変化に気をつけましょう
もしも持続自己血糖測定器をつけている方は
容易に血糖が測定できるので、
運動中時々血糖を確認してみましょう
2型糖尿病で服薬のある方が運動する場合は
念のため
ブドウ糖10gやチョコレート、
飴などを
常備携帯するようにしたいですね
もしも低血糖を疑う症状が生じた際、
経口摂取ができるようであれば
ブドウ糖10g摂取や
ブドウ糖を含む清涼飲料水150〜200ml
摂取するようにしましょう
ただし、清涼飲料水を摂取する際には
注意が必要です
清涼飲料水には
ブドウ糖の含むもの(コーラなど)と
ショ糖を含むもの(コーヒーなど)があります
ショ糖は二糖類という糖質に分類されますが、
②−1α−グルコシターザ阻害薬(α−GI)
(グルコバイ®︎錠、ベイスン®︎錠など)
を服用時には
二糖類の分解吸収が阻害されているので、
ショ糖を含む清涼飲料水では
低血糖改善効果が少なくなります
その場合には必ず
ブドウ糖を摂取するようにしましょう
ブドウ糖など摂取後15分程度安静にしても
症状が続くときには
もう一度同じ処置を取りましょう
それでも症状が改善しないときや、
けいれんや意識障害があるとき、
ブドウ糖など経口摂取が困難な場合には、
速やかに医療機関へ搬送するようにしましょう
糖尿病のある方は
医師による治療(投薬)と
医師の観察のもと管理栄養士による食事療法、
健康運動指導士による運動実践が大切です
無理のない計画を立てて、
自分に合った運動を行なっていきましょう
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