柔軟性を改善するためにストレッチは必要?
- ESTA メディカルフィットネス
- 2022年11月15日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年11月29日

「柔軟性を改善しましょう!」と、
よく行われるのがストレッチですよね😊
でも、ストレッチは柔軟性改善に本当に必要なのでしょうか❓
柔軟性に関わる原因は主に以下の要素があります📝
筋肉や筋膜(筋肉を覆っている組織)の伸張性
筋肉の緊張度
腱(筋肉と骨を繋いでいる組織)の伸張性
関節の構造上の問題
関節周辺の靭帯や関節包(関節を保護するために覆っている組織)の問題
4と5の問題で柔軟性が悪くなっている場合は、
整形外科で治療が必要になる場合が多いですので、
ストレッチよりもまずは整形外科を受診することが大切です🩺
関節の構造や、
関節を構成する骨の形状は人によって若干異なることが多いです📝
関節の構造や骨の形状によっては、
関節の動かす角度が制限される
(または制限されない)
場合があります
関節の構造上、
関節の角度が制限されている
(または制限されずに大きく動き過ぎてしまう)
のに無理矢理ストレッチして伸ばそうとすると、
関節を痛めてしまうケースがあります😔
でも、自分自身では
「関節に問題がある」かなんてわからないですよね❓
一つの目安として、
ストレッチをしている際中に
(またはストレッチをした後に)
関節の周辺が痛くなる場合は、
整形外科を一度受診して詳しく診てもらうのが良いと思います❗
また少し特殊なケースですが、
高齢の方の場合、関節の炎症などにより
関節周辺が腫れて関節を動かせる角度が制限されてしまうケースもあります
その場合、多くは痛みを伴いますので、
関節に痛みがある場合も安易にストレッチをせず、
まずは整形外科を受診した方が良いですね🩺
ストレッチで改善されるのは、
主に1と2です😊
ストレッチは
1960年代から行われ始めたと言われていて、
1975年にボブアンダーソンという人が初めて
ストレッチを体系化して本を出版しました📝
そのように昔から行われているストレッチですが、
実はつい最近まで「ストレッチでなぜ筋肉が伸びるのか?」
よくわかっていませんでした
最近ようやく、
ストレッチによって筋肉が伸びる仕組みが解明されてきたばかりです
(と言ってもまだわからない点も多く残されています)

「立って両足を揃えて、膝を伸ばしたまま前屈しましょう」
と、よく行われる柔軟性テスト🚶♂️
指先が床に付くのが平均的な柔軟性ですが、
体が硬くて付かない人も多いですね💦
一度は頑張ってストレッチを始めてみても、
なかなか柔らかくならなくて
挫折してしまった経験はありませんか❓
でも諦めないでください❗
今までストレッチの仕組みは
明らかにされていませんでしたが、
最近ようやく解明されてきました
ストレッチをして筋肉を伸ばしていくと、
ある所で止まって、
それ以上伸ばすと
「痛テテテテ・・・」ってなりますよね
これは筋肉の中にある、
筋肉の長さの変化を感知するセンサー
(専門的には固有受容器と言います)が、
「これ以上伸ばされて筋肉が切れないように」と
ブレーキをかけている状態です✋
でもそのまま持続的に伸ばしていると、
徐々に筋肉の緊張が解けてきて
少し楽に感じてきてきます
そして、伸ばした刺激が徐々に筋肉へ
伝わってきます
「少し伸びたかな」
と感じますが、
実は1回のストレッチでは筋肉は
本当は伸びていません
でも、
ストレッチを1回行っただけでも、
例えば「前屈」は少し改善されますよね
これは、ストレッチによって
筋肉の緊張度をコントロールしている
神経の興奮度が減少したためです
「なぁ〜んだ」
「やっぱりストレッチしても
柔らかくならないんじゃないの?」
いえいえ、
そんなことはありません
2〜3ヶ月ほど(個人差あります)
毎日コツコツ続けていくと、
筋肉内に変化が起きてきます
続きは次回にまたお話いたします😊
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